Agricultural Revolution 3.0
2016, Installation, Mixed media, Dimensions variable.
“Agricultural Revolution 3.0”(2016)
小さな循環/生態、小さな革命
農業とバイオテクノロジー、そして新しい田園都市に関するリサーチ/キュレーションを伴ったインスタレーション。
800m2の空間に、様々な新たな素材や食料などが置かれた。
リサーチではケンブリッジ大学やコロンビア大学、カンファレンスでは専業農家やWired、OMA NYなどが参加。
農耕の歴史が深く、里山的風景が広がる山形県庄内の中心地で、有機的な場を展開した。
“Model Room”(Drawing, 2016)
“本展で展示されているのは、それらの試みの設計図となったドローイングです。4枚組の“Model Room”には、新素材でできた衣類や家具に囲まれた、快適で穏やかな生活・部屋が、繊細な線で描かれています。ここで描かれた家具や衣服などの多くは、リサーチを経て実際に集められた新素材のものであり、また古代から油糧作物として重要であったオリーブや、後世ヨーロッパにとっては加工によって新素材として捉えられたゴムの木の他、農耕神話に関するモチーフが見られます。 これらはテクノロジー・デストピアとは異なった、穏やかな未来ともいえるでしょう。銅板に細密に彫られた「モデル」は、銅の反射の向こう側に、うっすらと立ち上がるのです。”
(『THE EUGENE Studio 1/2 Century later.』 来場者へ向けた、配布ハンドアウト(資生堂ギャラリー)より)